世田谷区役所 様 麻雀 ソリティア

地域の中枢となる
大規模かつ先駆的な庁舎の
議会と災害対策における
正確な情報伝達を総合的に支援

世田谷区は、東京都内最大の人口を擁し、23区内では2番目の広さがあるため、5つの総合支所をもち、地域の特性に合わせたまちづくりを進めています。
区役所本庁は、各総合支所の中核となり政策形成や全区的な業務、各総合支所間の調整を行っています。今回、災害対策や区民サービス、区民活動の拠点整備に向けて約60年前に建てられた本庁舎および区民会館を改築・改修されました。また、新機能の充実だけでなく、旧庁舎のレリーフの再生や樹木の再利用など、愛着をもってもらえる庁舎づくりに取り組まれました。

世田谷区役所(本庁)
世田谷区役所(本庁)

9階の議場は議席50席、理事者席48席、議席上部の10階に93席の傍聴席、親子傍聴室を設置

9階の議場は議席50席、理事者席48席、議席上部の10階に93席の傍聴席、親子傍聴室を設置

東和エンジニアリングでは、本庁舎東棟の議会関連施設に議場をはじめ委員会室5部屋、議会運営委員会室、大会議室の麻雀 ソリティアを構築し、高品質な議会中継・委員会中継の実現、残時間表示や議員登退庁表示による情報の明確化、議会運営麻雀 ソリティアNeo」による操作環境の最適化を図りました。
さらに、災害発生時に対策本部となるオペレーションルームに、重要な意思決定を支援するための複数映像の共有ができる環境を整備しました。

70名程度を収容できるオペレーションルーム、平時は会議室として利用

70名程度を収容できるオペレーションルーム、平時は会議室として利用

議場構築に携わられた
世田谷区議会事務局 ご担当者に
お話を伺いました。

映像・音響、ICT麻雀 ソリティアの活用で
「区民に開かれた議会」、
「議会機能の充実」を実現
−議場づくりのコンセプトについて

誰もが利用しやすい議会施設を大前提として、「区民に開かれた議会」、「議会機能の充実」の2つをコンセプトに設計を進めました。本会議の傍聴環境においては、従来の議事堂には無かった親子傍聴室や授乳室、聴こえが不十分な方に向けた磁気ループを備えた傍聴席などを構築しました。

議場 2階吹抜けとなっている明るい議場、前方98インチディスプレイ2台で議員席と傍聴席に情報を提示

議場 2階吹抜けとなっている明るい議場、前方98インチディスプレイ2台で議員席と傍聴席に情報を提示置
−開かれた議会における麻雀 ソリティア活用について

審査過程の公開性が求められている中で委員会中継は実現したかった仕組みの一つです。また、旧議事堂では傍聴席に入れなかった方は隣室で音声のみを聴いてもらっていましたが、今回からモニタリング機能の導入により、映像も含めて傍聴いただけるようになりました。
さらに、本会議中に資料を掲げて質問する場面では、従来は傍聴席や中継映像では見えにくい状態でしたが、大型ディスプレイの導入や中継映像への資料送出により、内容まで共有できるようになりました。
区民に開かれた議会、議会機能充実という点で、ICT設備の整備、映像活用は効果的だと実感しています。

理事者席からも情報が見やすい75インチの議場後方ディスプレイ、傍聴席向かって右手に親子傍聴室を設置

理事者席からも情報が見やすい75インチの議場後方ディスプレイ、傍聴席向かって右手に親子傍聴室を設置

  • マイク制御など議場内システムの集中コントロールを可能にする「議会運営システムNeo」

    マイク制御など議場内麻雀 ソリティアの集中コントロールを可能にする「議会運営麻雀 ソリティアNeo」

  • 高い集音性とクリアな音声を届けるBOSCH会議システム「フラッシュマウント」埋め込み型で洗練された議場デザインに馴染む

    高い集音性とクリアな音声を届けるBOSCH会議麻雀 ソリティア「フラッシュマウント」埋め込み型で洗練された議場デザインに馴染む

  • BOSCH会議システム「フラッシュマウント」

    BOSCH会議麻雀 ソリティア「フラッシュマウント」

効率的な運用を支える
誰でも使える麻雀 ソリティアづくりと充実のサポート体制
−特に便利になったと感じること

議場と大会議室に導入している「議会運営麻雀 ソリティアNeo」は、マイクボタンを押すだけでマイクとカメラが連動して自動で発言者を捉えるため、操作・運用が迅速で便利です。また、従来はカメラ、テロップ、音声の操作に3人が必要でしたが、1人で対応可能となり、将来的には、職員が誰でも操作できるようにトレーニングすることでさらに効率的な運用ができると考えています。

  • 大会議室 120インチ電動スクリーン、可搬型の65インチディスプレイや天吊ディスプレイなどの映像システムを活用して資料や残時間、中継映像などを見やすく表示

    大会議室 120インチ電動スクリーン、可搬型の65インチディスプレイや天吊ディスプレイなどの映像麻雀 ソリティアを活用して資料や残時間、中継映像などを見やすく表示

  • 大会議室にも「議会運営システムNeo」 や映像表示用タッチパネルを導入し、簡単操作の環境を整備

    大会議室にも「議会運営麻雀 ソリティアNeo」 や映像表示用タッチパネルを導入し、簡単操作の環境を整備

  • 議員登退庁表示とインフォメーション表示(上)7F 区議会事務局

    議員登退庁表示とインフォメーション表示
    (上)7F 区議会事務局

  • 議員登退庁表示とインフォメーション表示(下)1F エレベーターホール 

    議員登退庁表示とインフォメーション表示
    (下)1F エレベーターホール 

議会運営委員会室 どの座席からも映像を確認できるようディスプレイを設置

議会運営委員会室 どの座席からも映像を確認できるようディスプレイを設置

−サポートサービスについて

遠隔サポートの「リモートコンシェル」は、移転直後は操作方法について特に頻繁に利用していました。世田谷区の仕様を把握した上での対応により解決が早く、現在も週に2~3回は利用しています。操作方法のレクチャーや麻雀 ソリティアの設定変更依頼の他にも、時には改善要望も伝えて運用の向上につなげています。
夕方の連絡でもその場で解決できることが多く、課題を翌日に持ち越さない点も大きなメリットだと感じています。

委員会室 理事者席後方に設置のカメラで全景を中継

委員会室 理事者席後方に設置のカメラで全景を中継

オペレーションルーム構築に
携わられた
世田谷区 危機管理部 災害対策課
 ご担当者にお話を伺いました。

映像の説得力の凄さを体感!
これからの災害対策における意思決定の重要な判断材料になる
−防災拠点づくりのコンセプト・目的について

従来の災害対策本部室では、ホワイトボードや白地図を使い、映像はプロジェクターなどにより1つの画面で情報を共有していたため、情報収集から意思決定までに時間を要し、結果として各災害対応への遅れや区民等への情報発信の遅れなどが発生しやすい状況にありました。
そこで、DXの視点から、より迅速な情報共有を実現することをコンセプトに、災害情報を記録・管理、集約する「総合防災情報麻雀 ソリティア」(ソフト面)と大画面かつ複数のディスプレイで多角的な情報の可視化を行う「映像・音響麻雀 ソリティア」(ハード面)を整備することにより、意思決定の迅速化、指示の明確化を目指しました。

55インチ8面(110インチ相当×2面)のマルチディスプレイでは複数映像を自由にレイアウト・表示できる「マルチウィンドウパス」の導入により、総合防災情報システム画面や気象情報、各所カメラ映像、テレビ会議画像など、最大8つの情報の一斉表示やパターン表示が可能

55インチ8面(110インチ相当×2面)のマルチディスプレイでは複数映像を自由にレイアウト・表示できる「マルチウィンドウパス」の導入により、総合防災情報麻雀 ソリティア画面や気象情報、各所カメラ映像、テレビ会議画像など、最大8つの情報の一斉表示やパターン表示が可能



(右)複数映像の表示を手軽にするタッチパネル、(左)100インチスクリーンも併用しながら意思決定に必要な情報を共有

(右)複数映像の表示を手軽にするタッチパネル
(左)100インチスクリーンも併用しながら意思決定に必要な情報を共有

今回、東和エンジニアリングにハード面を担当してもらい、整備された麻雀 ソリティアを通して映像の説得力の凄さを体感しました。文字や電話に比べて、目から入ってくる情報の正確性や共感性はとても高く、意思決定における重要な判断材料の一つになっています。また、マルチディスプレイでは、複数の映像を並べて確認ができるため、情報収集の効率が大幅に向上し、迅速な意思決定が可能となりました。
操作性については、タッチパネルで表示映像や画面レイアウトを選択できるため、誰でも簡単に使うことができると感じています。会議の際には、映像・音響麻雀 ソリティアがあれば、個別にカメラやマイク機器を用意しなくても、あらかじめ設定されたUSBに接続するだけで、すぐにウェブ会議が開始できるという仕組みがとても快適です。以前と比べて音声がとてもクリアになるなどウェブ会議の質も向上し、快適なコミュニケーションがとりやすくなりました。
前例のない大規模台風や線状降水帯等予測できない災害が頻発する中で、映像・音響麻雀 ソリティアは災害対応において大きな力となることを期待しています。

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